木の葉猫の隠れ家~yamabukitowa's diary~

大好きなドラマの感想と大阪のことなどを綴ってます

連続テレビ小説「おちょやん」~第8週まで感想

 

 

 

おちょやん。。。。

あれからずっと継続して視聴中。

母がもう毎朝、楽しみにしているので、やめるわけにはいかない。

 

 

道頓堀から舞台は京都へ。

千代(杉咲花)はカフェーで女給として住み込みで働きつつ、京都の撮影所に通い、女優としての道を歩き始める。

大部屋女優として、いろんな映画にちょこちょこ出演し、3年の月日が経ったけれど、その先が見えず行き詰まってしまう。

 

京都編は、落ち着いてそれなりに楽しめていたけれど。。。

 

8週目にして、再び現れた父、テルヲ(トータス松本)に一気に緊張感がみなぎったわ。

 

それは、千代ちゃんだけでなく、私も母も。

いつ千代ちゃんのお金を持ち逃げするかとハラハラ。

 

 

テルヲは撮影所を我が物顔で歩き回り、千代に大きい役をとアピールしてまわる。

強引なテルヲに、困ったり、内心うれしい千代…。

 

もしかして心を入れ替えた?と千代とともに、私も母も微かな期待を持つように…。

 

それにしても撮影所に入るのに、千代ちゃんはあんなに苦労したのに、なぜテルヲはすんなり入れるのか…。

 

でもとうとう。。。

少し受け入れてもらえそうな空気になった途端、テルヲは千代の着物を質屋に持ち込む。

そのお金を手に賭博場はどこにあるのかと聞く始末。

 

やっぱり、ギャンブル好きは変わらなかったかと思いきや。。。

またまた登場した借金取り。

 

まだギャンブルで借金してるのかと…私も母も超落胆…。

 

 

テルヲは、カフェーの上にある千代の部屋に忍び込み、貯えているお金を持ち出そうとする。

これは、千代に見つかって。

 

「金の切れ目が縁の切れ目や!!」と。

千代はすべてのお金をテルヲに渡して、二度の会いにくるなと言い放つ。

 

 

ギャンブル好きで借金多い父親でも、もっと愛嬌のあるタイプもいるけど、テルヲはちょっと違う。

もっとダーティーな香りがする。

とくに借金取りに脅された後は、追いつめられて人相が変わる。

自分がその状況から逃げ出すことに必死になり、周りが見えなくなる。

 

 

それがいつも千代に向かう。

千代に身売りさせようとしたり、着物や貯えを根こそぎ持っていこうとする。

 

「ヨシヲ(弟)はもうどこかで野垂れ死にしてるんやろ。だからその貯えた金はいらんやろ」

「お前がもっと女優として稼いでくれてたらこんな借金すぐ返せたんや」

 

いつも千代を利用して、千代が大切にしているものすべてを土足で踏みにじっていく。

 

もう見てるこちらは笑えない状況になっていく。

 

 

テルヲは「朝の連ドラ史上最悪な父親」と言われているらしいけど。

いままでこんな父親はいなかったんだなと、ちょっとホッとした。

 

「おちょやん」を見ながら、朝の連ドラをずっと楽しみにしてるファンの人たちは、こんな重苦しいシーンとか、朝からみてるのかと気になってたので。

 

 

さらに、「いつかお千代ちゃんを主役に映画をとる」と言ってくれていた助監督の小暮(若葉竜也)が辞めて東京の実家に戻ることに。

 

千代はプロポーズされる。

一緒に東京に来てほしいと。

どこまでも優しい人で、いつかは行方不明のヨシヲや、あの父親まで引き取って東京で暮らそうと言ってくれる。

けれど、千代は女優を続けたいとプロポーズを断ってしまう。

 

 

主役にさせてあげられなかったけれど、せめて女給としての営業成績を一番にしてあげたいと、こっそりカフェーでお酒を飲む小暮。

 

男の人が見せる優しさだなと思ったよ。

小暮さんと結婚しても良かったんじゃないかな。

父親まで引き取るっていうのは、ちょっと甘いけど…。

優しい人が一番だと思う。。。

 

 

一方、久しぶりに撮影所のやってきた天海一平(成田凌)は、千代のそばにテルヲがいるのを見て、、、。

「おまえ、いつまであの父親に縛られてるねん。情けないやっちゃな!!」と一喝。

 

その言葉で、道頓堀の岡安でのことが走馬灯のように思い出されたわ。

千代が借金の形に身売りさせられそうになって、それを阻止しようといろいろ動いてくれたのが一平だった。

一平はテルヲと借金取りの会話を聞こうとしたり、最初の情報集めをしてたよね。

もちろん、岡安のみんなは体を張って逃がしてくれた。。。

 

あの時は岡安のみんなが力を貸してくれた、今度は2度目。

 

父親への思いをきちんと断たないと、自分も周りの人にも迷惑をかけるぞって言ってるんだよね。

2度目の今度は、逃がしてもらうんじゃなくて、自分で断ち切れと。

 

 

一平に一喝されて、「うちの苦しさはあんたにはわからん!」と泣きながら抗議してた千代だけれど。。。

 

「俺の苦しさもお前にはわからん。お前の苦しさも俺にはわからん」と一平。

 

 

ほんまやなあ~としみじみしたわ。。。

 

岡安の女将さんはライバルに頭をさげてお金を借りて、テルヲの借金を返そうとしてくれた。

一平も千代もそのことはわかってる。

しっかりしないとね。。。

 

 

小暮が撮影所を去ってすぐ、千代にも辞令が出る。

ドラマの舞台はふたたび、道頓堀に戻るらしい。

岡安のみんなと再会するの???

 

きばるんやで!!

千代ちゃん!!

 

 

これは多分、オーデションで即興ができたからじゃないかな。

山村千鳥一座で、舞台用の発声とかも鍛えてもらったしね。

 

しかしねえ。

小暮さん、優しくて良かったと思うけどね。

あっさり、断ってしまってもったいないわね。。。