連続テレビ小説「おちょやん」20週 別離
この週のおちょやんはほんとにつらい展開だった。
いや、つらいというよりイヤなお話だった…。
テレビはお茶の間のものなのよ。
お茶の間に不倫は馴染まないのよ。
ふと、気づいたら、あんなにひどい、ひどいと言っていたテルヲがそれほどひどく見えなくなってた。
それほど一平の裏切りがひどかった。
千代ちゃんとは幼馴染で、彼女が苦労してる姿をずっと見てきたはずの一平。
その裏切りは、テルヲのひどさをあっさり凌駕してしまったわ。
テルヲと過ごしたのは10年くらい。
その期間の倍以上を一平と過ごしてきたんだから。
10才の時、継母の妊娠で家を追い出されて奉公に。
今度は一平の不倫で離縁。家を追い出されるハメに。
その上、今度は手塩にかけて育ててきた劇団まで居づらくなって。
なんにも言わなくていい、あんたの気持ちはわかってると一平にいろいろ言わせず、身を引いたけど。
寛治らの前では泣いても、一平に恨み言は言わなかった。涙も見せなかった。
でも最後、舞台でセリフが出てこなくて、一平を前にして大号泣。
いままでのふたりの歩みが思い出されて、千代ちゃんは舞台の上で棒立ちに。
この最後のシーンは妙にうなづけるものだった。
どんなに千代ちゃんを傷つけたか、一平はやっと目の当たりにしたから。
あのラストシーンは良かったと思う。
千代ちゃんから奪ったものの大きさに気づけばいい。
人をどれほど傷つけたのかも。
自分がどんなにむごいことをしたのかも。
先週土曜日にちらっと流れた予告で、一平が千代に「離婚してくれ」と言ってるシーンが流れたの。
それを見ての土曜、日曜は、母が、「千代ちゃんたち、離婚するの?」と2時間おきに聞いてきた。
今週がはじまって月~水曜は、「千代ちゃん、大変やったんやなあ~」と2時間おきに聞かされる始末。
もう勘弁して~~って感じだったわ。
私だって母に言われる前にそう思ってるのよ~。
ほんとにシンドイ日々を過ごしたわ。
千代ちゃんたちの離婚が決まった木曜は、母も私も無言。
土曜のまとめ放送は見ないで、畑に行って思いっきり耕しまくったよ。
おかげで、夏野菜を植えるウネの準備が整ったわ。
ほんとに、19週、シンドイ週だったわ。。。