絶対零度 第11話最終回
お気に入りだった香坂が、じつはミハンの法制化を狙ってテロを考えていたなんて。
なんだかいまだにしっくり来ない。
一番、ミハンメンバーの上司として馴染む人だと思っていたのに。
残念だったわ。
なぜ、みんなこんなに暴走するんだろう…。
しかも、その策略を弟、篠田に乗っ取られて、あわてて阻止しようとして殺されてたなんて。
姉と弟の境遇の違いからくる負い目や反発は理解できたけど。
弟は姉を殺し、どんどん深みにはまっていく。
篠田も犯罪を憎み、この世からなくしたいと願って、ミハンの法制化を後押ししてた。
そして、利用していた悪人に裏切られ、撃たれてしまった。
ミハンシステムを守るため、篠田は井沢の妻子も殺してたのね。
壮絶。
結局、香坂も篠田も井沢にミハンを託して、死んでいった。
井沢にしてみれば、とんでもない話だけれど。
でも、謎だったことがすべて明らかになり、なんとか気持ちを整理することができるようになったのよね。
井沢の問題はこれで完結。
次のシリーズはまた新しいアプローチでやってほしい。
最後ね。
井沢の家にミハンメンバーがやってきた。
鍋の材料をもって。
「鍋やろ~~~」って。
このシーンがとても好きだった。
最後にこうなるかと感動した。
初めのころから、井沢は妻子の殺された家で、幻の妻子とともに暮らしてた。
妻や子の面影の中に、自分の居場所を求めてた。
そして、それがもうないことに悲しみ、潰されそうになってた。
最終回で、その家にゾロゾロと信頼するメンバーがやってきて賑やかに食事する。
「(奥さんと子供さんはあなたのことを)
きっと心配してますよ。
そろそろ解放してあげたらどうですか?」
鍋のあと、山内が井沢にぽつりとそう言う。
まるで、井沢の普段の生活を知っているかのように。
グッときた。
山内って、いい人だよね。
ちゃんと仲間を見てる。
吉岡や小田切にも必要な言葉を、ポンとかけてあげてるよね。
なんとも思ってなかったのに、ちょっと気になるキャラになったわ。
それにしても…。
これは……かなり複雑なお話だったよ。。。
ミハンチームにとったら、敵キャラがなんと9名。
篠田、里谷、諏訪、北見、小宮山、宇佐美
曽根崎、香坂、門田、香坂
怪しかった加賀美をいれたら10名だよ。
こんなに敵になる人たちが多いドラマも珍しいんじゃないかしら。
特に、香坂の立場がややこしい。(笑)
テロだって、篠田サイドと曽根崎サイドの二段構えでややこしい。(笑)
篠田の仲間も多すぎてややこしい。(笑)
まあ、頭を整理しつつ、楽しんで見られたので、私としては大満足。
見ごたえのあるドラマだったよ。
シリーズは続くのかな。
次シーズンもたのしみにしてる。
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