木の葉猫の隠れ家~yamabukitowa's diary~

大好きなドラマの感想と大阪のことなどを綴ってます

ハムラアキラ 第7話最終回 黒いうさぎZ

 

 

ドラマがハードボイルド的だったり、オカルトちっくだったりと、独特の世界を描き出していたから。

 

だから、この悲惨で卑劣な遊びもどこか非現実的な感じで受け止められた。

 

そうじゃなかったら、めちゃくちゃ後味悪すぎるお話だったと思うよ。

 

 

少女を獲物にして狩りをする。おじさんたちが並んで実弾で撃ち殺す。

お金持ちのエリート達、68会がやっているゲーム。

 

死に顔は生々しくて見たくないから、最初からうさぎの被り物をつけさせる。

ほとんど抵抗もできず、逃げることもできず撃ち殺されていく少女たち。。。

 

 

大金が欲しかったカナが騙されて、そのゲームに参加して犠牲に。

カナの行方を探っていた68会のリーダー滝沢の娘、美和もその犠牲に。

 

被り物をつけていたせいで。

 

美和が獲物になっていても気づかず、喜んで撃ち殺す父親、滝沢。

 

滝沢は娘が家出したと思い、ハムラを雇って行方を探らせていた。

 

やがて、真実を知らされ、父親は別人を娘の替え玉をたてて、すべてを隠蔽しようとする。

母親は真実に耐えられず、さらに事業も失敗、自殺してしまう。

 

 

 

68会のメンバーによって、空き地のコンテナに拉致されていたハムラは、テレビを不法投棄しに来た夫婦にみつけられる。

 

 

 

この偶然がなかったら、ハムラ、死んでたわ。強運だわ。

岡田も探してくれていたようだけれど。間に合わなかっただろうね。

 

 

 

ハムラがみつかって、すぐ岡田が探偵社にやってくる。

 

 

岡田、はじめて探偵社の方へ入れてもらってる。いつもは本屋の方なのに。

探偵社の階段のところにいても、本屋の方へ誘導されていたのに。(笑)

 

 

まあ、それだけお互いが顔を見たかったのと、込み入った話をする覚悟があったんだろうけど。

 

 

ハムラは、岡田に不満と不信感と苛立ちをぶつける。

 

「見舞いにきたわけじゃないでしょ?

私のことを探りにきたんでしょ?」

 

 

ハムラは岡田をにらみつけ、納得できるまで問いただしていく。

 

68会のメンバーの息子なのに黙っていたわね?

警察官僚だから、父親やメンバーの犯罪を隠蔽するつもりなんでしょ?と。

 

 

 

岡田は「すべてお話します」と重い口を開く。

 

 

彼は68会メンバーのひとり、山辺の息子だった。

けれど、山辺は身ごもっていた岡田の母を捨てて、資産家の令嬢と結婚したらしい。

認知はされておらず、いろいろと見返してやりたくて、必死に努力して警視にまで上り詰めたらしい。

 

 

 

その岡田の地位を利用して、犯罪をもみ消せと要求する父親たちメンバー。

岡田は彼らの仲間に入ったと見せかけ、ゲームの犯罪を暴こうと考えていた。

 

 

「ほんとにもみ消すつもりはないんだよね?」

「裏切りはナシだよ!」

鬼のような形相で岡田に確認していくハムラ。

 

 

 

その後、岡田抜きでゲームが開催されることを知ったハムラは。

「やっぱ裏切ったんだ、私のこと!」

「いや、そうじゃない。俺が裏切られたんだ」

絶句するハムラ……。

 

 

 

ハムラ、なんだかんだ言って信じてるのね。岡田のこと。

このコンビ、好きだわ。。。

 

 

 

68会は、実質的には野中が仕切っていた。

彼だけが資産家ではなく、山辺や滝沢などの資産家を、人間を狩るという遊びに引き込んでいった。

殺人の共犯者になることによって、弱みを握り、自分の事業に投資するように仕向けていったそう。

 

 

 

幼馴染の美和の行方を捜していたミチルも、父親が68会のメンバーで、野中のことをよく知っていた。

「美和のパパがリーダーだけど、野中さんが影のリーダー。

誰からも好かれてる人間なんて、一番、信用できないよ!」とミチル評。

 

 

ミチルはハムラが助けてくれると信じ、野中にゲームに参加する。

 

 

それを知ったハムラは、狩りの場へと踏み込んで、ミチルを救い出す。

駆けつけた警察に、野中らを引き渡す。

 

 

岡田は、父親である山辺らに銃口をむけるが…。

生きて社会的制裁を受けてもらうと逮捕する。

 

 

 

事件はすべて解決。。。

岡田は当然、父親との関係を疑われたんだろうけど、逮捕後も警視のまま。

 

 

ハムラに電話して、

「やっと自分に自信がもてるようになりました。

(今の自分の状況は)地獄です。

でも、だからがんばれるんですよ」と岡田。

 

 

あんな犯罪の片棒をかつぐ気は毛頭なかっただろうけど、68会のメンバーと対峙して、自分がどこまで暴けるか不安だったのかも。

ハムラと岡田の連携がうまくいったってことだね。。。

 

 

それに、息子の地位を平気で汚いことに利用しようとする父親の薄情さにも憤ってただろうし。

だから、やけ酒飲んでたんだろうね。

ハムラにすべての事情を話して、自分の立ち位置がはっきりして力が沸いたのかも。

 

多くの女の子たちが殺され、またひとり、女の子が殺されそうになってるんだもんね。

 

 

 

地獄だからがんばれる。。。。

岡田のこのセリフがとても印象に残ったわ。

 

 

おもしろかった。

 

ハムラと岡田のコンビも良かった。

 

岡田はあまり表情に出さないけど、あらためて見てみると傍観者でしかなかった立場から、ラストの3話は完全に当事者。

 

これにハムラが巻き込まれてる形。

本来なら、颯爽とハムラとミチルを助けに来てほしかったところだけれど。

 

 

あそこはハムラのサバイバル技術の高さを魅せつけることになったね。

コンテナで放置されたことに対する復讐もあったわね。(笑)

 

 

 

それに想像以上にハムラに馴染んだミチル。

 

 

ミチルには地獄が待ってると言ってたけど、あの子の気の強さとか、賢さとかを見てるとなんとか踏ん張れそうな気がする。

 

トートバックを頭からかぶって、顔を撮られないように注意を払ってたシーンが用心深くてとても好き。

それに苦しいときは白熊探偵社もあるしね。

 

 

 

とにかくこのドラマの雰囲気が好きだったな。

 

 

初回は、ハムラの姉がエキセントリックすぎて、不安がいっぱいだったけど。

徹底されてたハードボイルドちっくが良かった。

これで終わりってことにしないでほしい。

 

ぜひ、ぜひ、シーズン2を作ってほしい。

 

 

 

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